先日、所用で北関東に方へ行きました。
東京はコロナで緊急事態宣言を発令、飲食店での酒類の提供が禁止、
お酒は専ら家飲みが中心になっているので、お酒の補給のいい機会と思い
帰り際に現地の酒屋を覗きました。
地元で飲まれ東京には出回っていない銘柄を探しに行ったのですが
入ってみると全国の地酒が並べられていました。(風の森もありました。)
なかなかの充実したラインナップで見入っていると酒屋の主人が
何かお探しですか?と声をかけてくれました。
地元の酒を買おうと思っているのですがと答えると
うちは地元の酒はおいてない、気に入ったものしかおかないから。とのこと。
齢は80くらいでしょうか。この酒屋では
酒蔵に10年以上お願いし続けておけるようになった銘柄、
杜氏に惚れ込んで有名になる前からおき続けている銘柄、など
ご主人が全国の酒蔵から気に入った選りすぐりの酒をおいているそうです。
いま流行(?)の香りのあるタイプの酒はおいてません。
鳳凰美田がある(!)と思ってみていると、ここの酒蔵は40年前から取引しているから
蔵元がいい嫁さんもらっていい酒を造るようになったんだ、という。
どうやら凄い酒屋に入ったらしい。東京から来たと告げると
東京なら「はせがわ酒店」があるじゃない、あそこはすごいね、と。
失礼ながら比べる相手が違う気もするが。
試飲もさせてくれた。銘柄は「楽の世」。強烈な味の塊だった。
濃厚、旨口系のお酒が好みらしい。
最終的にご主人のおすすめ、
この店におかれている2つの地元の銘柄のうちの1本と
風の森の酒蔵が醸す「鷹長」1本、本を1冊(!)買った。

これについては、また次の機会に書きます。
現在インターネットでの販売は行っていないそうです。
ネットで話題の銘柄にだけ注文が殺到するような売り方は好みでないみたいです。
確かに、ネットでポチるだけだと店の名前すら覚えないかもしれない。
逆にこの酒屋にはまた訪れたいと思いました。
日本酒のおかげで素敵な出会いとなりました。
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